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計画中の道の駅 愛媛県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】愛媛県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
愛南町
1
2014年9月の町議会で町長は計画中の津島自動車道の延伸に伴い、防災機能付きの道の駅を検討することを表明。ただ、津島自動車道延伸の計画が流動的であったため、暫くの間は道の駅計画は進展しない状況だった。しかし、高速道路延伸に目途がついた2021年3月の施政方針で改めて「町の中心部の御荘平城地区に設置予定のインターチェンジとの接続可能な場所に、国・県の協力の下、道の駅と同様の機能を併せ持つ愛南町防災休憩施設整備を検討する」と表明している。「道の駅と同様」という表現は微妙だが、道の駅になる可能性は高そう。
伊方町
伊方町
2
今治市
5
2020年6月に今治北IC付近にサイクリングターミナル「サンライズ糸山」がオープン。2015年3月市議会で市長はサンライズ糸山を「自転車に特化した道の駅を目指して整備を進める」と発言していたが、現状、道の駅には登録されていない。今のところ道の駅登録の動きも特にみられない。
伊予市
2
2018年春登録の道の駅「なかやま」は同年7月に道の駅として正式オープンした。元々の施設は既存施設の「クラフトの里」。場所は市の中央部の中山町で国道52号線沿い。また、もう一つの道の駅「ふたみ」は2021年5月にリニューアル。ただ、一議員の個人的な意見の可能性もあるが、リニューアル後の本駅はあまり評判が良くない模様。特にレストランの評判があまり良くない。市側は否定的な指摘、意見は指定管理者の方に伝えるとしている。(2023年3月市議会の議論より)
内子町
2
既存の道の駅「内子フレッシュパークからり」は全国で6ヵ所しかない全国モデル道の駅に選定されている人気の道の駅。コロナ禍前の2019年度の利用客は72万8千人、コロナ禍の影響を受けた2020年度は65万8千人。もう一つの道の駅「小田の郷せせらぎ」の2021年度の利用客は7万人、売上高は6千万円。コロナ禍の中でも対前年比97%と健闘している。(2022年9月町議会の議論より)
宇和島市
3
既存の道の駅「津島やすらぎの里」は2020年11月から長期休業中。休業となった理由はコロナ禍による利用者の減少もあるが、施設の老朽化により地盤沈下が見られ、配管が傷ついて修繕費用が嵩むことの方が大きい。市側は2021年11月に再整備計画を発表。物販施設、温泉施設、ドッグランは存続、温水プールは廃止となる。2025年度にリニューアルオープンの予定になっている。(2021年11月策定の道の駅津島やすらぎの里再整備基本計画より)
大洲市
1
2003年度に市北西部の長浜地区に長浜港周辺利活用基本構想策定。このプランの中に水族館併設の道の駅設置が記されていたが、時代の流れと共に道の駅設置プランは取り下げられた模様。長浜港周辺利活用基本構想は継続しているが、道の駅を設置して欲しいというパブリックコメントに対して町側は「既存の道の駅、まちの駅の機能強化により、集客力を向上させたいと考えている」と回答している。またこれとは別に、2018年3月の前市長が市議会で大洲・八幡浜自動車道の開通を見据えたサービスエリアの機能を持たせた道の駅建設計画を発表したが、2019年7月に発生した大規模水害の復旧を優先させるため、道の駅計画は一時凍結となっている。ただ、現市長は「道の駅構想は引き続き調査、研究していく」と答弁している。(後半部分は2019年12月市議会の議論より)
上島町
0
本土からはフェリーを使わなくては行くことが出来ない上島町だが島内に道の駅設置を検討中。町長は2022年7月に上島町重要施策要望のため上京したが、10の要望事項の中の一つに「防災機能付きの道の駅整備」が含まれている。町長は2025年度に防災道の駅認定を推し進める考えを明らかにしている。候補地は町内最大の島、岩城島の岩城港内にある岩城物産センターが有力。(2023年6月町議会の議論より)
鬼北町
2
鬼北町第1次後期長期総合計画(2011-2017年)には観光施策として「新しい道の駅整備」という項目が記載されているが道の駅整備計画は自然消滅した模様。2016年3月策定の鬼北町第2次長期総合計画(2016-2025年)には「新しい道の駅整備」という項目は削除されている。また、既存の道の駅「日吉夢産地」は大規模リニューアルを計画中。コンサルタントを入れ大規模改修と併せて、拡張工事についても協議、検討する方針。(後半部分は2022年9月町議会の議論より)
久万高原町
2
2014年4月オープンの町内2つ目の道の駅「天空の郷さんさん」は年間100万人以上の客を集めるなど絶好調。一方、古参の道の駅「みかわ」の来客者数は年間平均約4万3千人と低迷していたが2020年5月にリニューアル。リニューアル後の利用客数は不明だが、町議会の議論によると「賑わっている」との発言もあり、リニューアルの効果が表れている模様。
西条市
1
既存の道の駅「小松オアシス」の施設の一つの「オアシス館」は2019年7月に大規模リニューアル。「アウトドアオアシス石鎚」として生まれ変わった。施設管理者は国内有数のアウトドア総合ブランドの(株)モンベル。クライミングウォール、キャンプ施設に加え、地産地消市場の「おあしす市場」もオープンする。また、既存施設の温泉施設、足湯、レストランも引き続き利用可能になっている。
四国中央市
1
2014年の市議会で議員から「日本一の紙の展示場」をコンセプトにした道の駅設置の提案あり。この提案は2015年4月策定の第2次総合計画に「道の駅などの活用による地産地消の拠点づくりを進める」という表現で反映されていた。ただ、2023年4月策定の第3次総合計画には「常設の産直市や道の駅での地元産品の直売など、体制作りを進める」という表現に変わり、道の駅新設ではなく、既存の道の駅「霧の森」の活用にシフトしている。
西予市
2
市内の2つの道の駅はいずれも好調。コロナ禍前の数字にはなるが「きなはい屋しろかわ」は2016年度は約250万円の純利益。「どんぶり館」の2016年度業績は来客者数50万人、売上は1億8千万円、純利益は970万円と前年度を上回る業績を上げている。(2017年9月市議会の議論より)
東温市
0
2018年12月の市議会で議員より市中央部の松山自動車道川内IC付近に道の駅設置の提案あり。市側は「川内IC付近は国営事業の受益地となっていて2022年まで道の駅等の事業を実施できない地域になっている」と答弁。但し、同時に「川内IC周辺は東温市の都市計画マスタープランで整備すべき地域と位置付けられており、そういった期間が完了したら改めて検討したい」と将来的な道の駅設置に含みを残している。その後の状況は不明だが、2020年6月の議会で「道の駅構想は政治判断で消し去った」という議員の発言もあり、もしかしたら道の駅構想は断念した可能性もある。
砥部町
1
砥部町には町南部の山間部に既存の道の駅「ひろた」が存在するが、2018年9月の町議会で議員より町の中心部に新しい道の駅設置の提案あり。町長は「現在、道の駅ひろた周辺の再整備を行っている。町内にもう一つ道の駅を整備すると道の駅ひろた地区への集客が鈍ることが予想される。既存の道の駅エリアを活性化させることが重要と考えている」と新しい道の駅設置には否定的な見解を示した。その後は町議会で道の駅新設に関する議論は行われていない。
新居浜市
1
2016年8月に開催の新居浜駅周辺まちづくり協議会の場でJA新居浜の理事は「新居浜市の市街地に道の駅のようなものが出来ればという構想はある」とJA主導の道の駅設置を示唆する発言をしていたが、その後は特に道の駅設置に向けた動きは見られない。
松前町
0
松前町議会では今まで道の駅設置に関する議論は行われたことが無い。また2020年3月策定の第5次松前町総合計画にも道の駅、及び道の駅的施設の設置に関する計画は記載されていない。
松野町
1
松野町は「アウトドアの聖地」を目指しているが、既存の道の駅「虹の森公園まつの」でもアウトドア体験メニューの導入、開発に取り組んでいる。サイクリング、トレッキング、ボルダリング等のイベントを定期的に開催する予定。ただ、経営に関しては詳細な数値は不明だが議員より「衰退している」「経営の危機」等の発言があり、現状では順調とは言えない模様。(前半部分は2022年12月町議会の議論より)
松山市
1
最近の松山市議会では既存の道の駅の経営状況や道の駅新設に関する議論は特に行われていない。既存の道の駅「風早の郷風和里」は指定管理料など713万8千円が投入されているが、経営に大きな問題は無い模様。
八幡浜市
1
2013年4月オープンの道の駅「八幡浜みなっと」は四国で最も成功している道の駅と言われている。年間の来客者数は100万人以上。オープン4年目で通算の来客者数は436万人を記録している。